ゲーム外でいろいろ騒がれたがゲームとしては秀逸だったティアリングサーガ

ティアリングサーガというゲーム。
当時のゲーム世代ならプレイしていなくても知っているかもしれません。
裁判沙汰で一時ニュースの話題になったこともありましたから。そういうこともあり、ゲーム外のことで悪い評価を持つ人もいますが、SLGとしてみると稀に見る名作でした。
あらすじを簡単に説明すると、リーベリア大陸の戦乱を舞台にした戦記もので、大陸で猛威を振るうゾーア帝国によって滅びた祖国を取り戻すために再び力を集め、帝国へ立ち向かおうとする王子とその友人である海賊を中心とした話です。
聖竜というドラゴン達の話を絡めることでただの戦乱に収まらず、悪役を含め、そこに住む者達のドラマが戦争を通して展開していきます。
ストーリーだけでも個人的には名作と呼んでいいほどですが、私がこのゲームを好きなもっとも重要な理由は、ダブル主人公のシステムとそれを上手く使用した選択に他なりません。
通常2人も主人公を用意すると中身が薄くなりがちですが、そういうのは一切なく、またシナリオでもSLGとしても互いに特色あるものになっています。王子の方は後がない難度高めで、友人である海賊の方は自由に強化もできる難度低めの設定になっており、歯応えは満点です。
そしてこのシステムを使用した選択が、私の時間を大分浪費してくれました。
ストーリー上の選択もさることながら、味方のユニットを王子か海賊かどちらに連れて行くかという選択が3度訪れます。
これによって幾人かのキャラの展開が変ったり、エンディングが変化したりします。
仲間になる可能性のあるユニットは62人ですが、1プレイで仲間に出来るのは58人です。
主人公や制約のあるキャラ、終盤で仲間になるキャラなどを除いても結構な数がいます。
これをどういう風に組み合わせればよいのか、どう強化すればよいのかと悩みながら100時間以上プレイしたのはこのゲームの魅力に惹かれた自分が当時いたからでしょう。
ゲーム外のことで色々と話題になりすぎて、いろいろと損をした感じのあるティアリングサーガというゲームですが、SLGとしては今でも十分楽しめます。ボリュームや歯応えが有る戦記もののSLGがやりたい人がいたら、古いですが1度試してみてはどうでしょうか。私はお薦めします。